未来観光学科の教育目的は、専門知識はもちろんのこと、グローバル社会において必要とされている多様性への柔軟な対応力を身に付けることです。基本となる観光に関する知識と理解、問題発見・解決力、多言語でのプレゼンテーション・コミュニケーション力をはじめとする汎用的な能力と技能を修得します。

併せて、オンライン化し進化する観光・サービス産業においても最も大切とされる「真のホスピタリティ」を身に付けるべく多くの実習授業を取り入れていきます。そして、高度情報化社会で「観光」を取り巻く多くの職業で活躍できるIT力、英語力も兼ね備えた人材の育成を目指します。

全国から入学可

2年制昼間部 定員(年度定員数 20名)

2年制通信制課程 定員(年度定員数 15名)

未来観光ビジネス学科の特長

観光・ホテルコンシェルジュに必須となる「真のホスピタリティ」などを基本から学びます。また、顧客獲得に必要なビッグデータを活用したマーケティングについても学びます。

OTA(Online Travel Agent)と呼ばれるオンラインで飛行機、ホテル、レンタカーなどを予約し、支払いを完了する方式が主流になりつつある観光業界で求められるICTスキルや英語を中心に高い語学力の修得を目指します。

取得を目指す資格
  • ホテルビジネス検定
  • マナープロトコール検定
  • ブライダルプランナー検定
  • 接客心理検定
  • 総合(国内)旅行業務取扱責任者
  • 観光プランナー
  • 観光士
  • リテールマーケティング検定
  • TOEIC

未来観光ビジネス学科の就職指導方針

観光業界などにおいて、既存の伝統や価値観を所与のものとせず、顧客の希望やニーズを先取りし、常に変革を志向する人材を育成し社会へ。

未来観光ビジネス学科へようこそ!

2020年の春に世界中に感染拡大したコロナ禍前までは、裾野が広い観光が日本経済の牽引役となるように日本政府も積極的に取り組んでいました。しかし、2019年には3,188万人だった訪日外国人、いわゆるインバウンドの需要が突然消滅しました。航空会社、鉄道会社、旅行会社、観光関連以外にも飲食業他すべての産業が大変大きな打撃を受けました。

それでは、観光関連の仕事に未来はないのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。私は、これまでに航空会社、外資系企業他で世界の43の国と地域、118都市を訪問しました。海外旅行は、非日常を経験することができ、各国の文化、歴史、おいしい料理を楽しむことができます。日本を外から客観的に見ることもできます。日本は、特に観光資源が豊富で、北海道から沖縄まで、47都道府県のどこを訪れても、四季ごとに楽しめる、世界でもまれにみる魅力的な国です。インバウンド旅行客がコロナ前の水準に戻るまでに少し時間はかかりますが、時間の問題で必ず復活します。今後も内外のお客様が何度も訪問したくなる観光地、地域となるには、持続可能な(サステナブル)なさまざまなサービスを提供する必要があります。

本学科では、日本のみならず世界の観光業界全体で求められる人材を育成することを目標としています。観光関連企業で必要な専門知識の他に、日本人が苦手としている英語力、特にコミュニケーション能力を高めます。また、最新のテクノロジー、IT技術、AIなども活用したサービスを提供できる人材育成を目指します。

加藤 直人 専任講師 加藤 直人